危機感をもった日

　この事はブログに書こうか書くまいか正直悩んだ。
直ぐに書こうと思ったが巷で放送されていた報道とは正反対の内容になってしまうので悩んだのだ。
　下書きに書いては消しを繰り返した結果直ぐに記事にすることは出来なかった。
　もう少しずつ情報も出てきたし流石にパニックは起こらないだろうと判断し記事に書くことにした。

　私はこの原発事故の直後テレビでの報道は正しいものと信じて行動してきた。
3号機爆発後も安全だとしか報道されなかったので、いつもどおり自転車通勤をしていた。
しかも爆発映像は私はニュースで見ることはできなかった。報道規制で映像は隠されてしまったのである。
　その後YouTubeで映像を見た時には流石に言葉を失った。こんなにすごい爆発だったのかと・・・。

　3号機爆発前まで体調はこの所の運動効果もあり絶好調だった。
しかしあの日の事は今でも思い出したくも無く夢であってほしいが爆発の翌日か翌々日だっただろうか、北風がとても強く帰りの自転車を漕ぐのがとっても大変な日だった。

　その晩食事を済ませた後疲れていたのでそのまま着替えもせず寝てしまった。

　すると夜中に喉付近に今まで感じたことの無い違和感で目が覚めてしまったのだ。

　急いでハイネックのヒートテックを脱ぎうがいをしてみたがそれから2週間ぐらい風邪ではない謎の喉の不調が起こってしばらく咳が出続けた。

　この尋常でない体の異変で私は安全であるや直ちに健康に影響はないというTVの報道が本当に正しいのか疑問を持ったのは確かである。

　私は直ぐにその日の風向と風速（m/ｓ）と福島第一原発からの距離で放射性物質の到達時間を大まかに計算した。
するとその異変を感じた日には通勤エリアに既に到達していることがわかった。
　（後から発表されたデーターでもその日は相当量が空中を漂っていた事がわかった。）
なぜ東電や行政はそのことを事前に注意を促さなかったのだろうか？

　それからはもちろんニュースは見ていたが同時にインターネットで色々な情報を調べて何が本当に正しいのか？最悪の事態が起こっていた場合どんな事が起こりうるのかを自分なりに調べるようになった。

　今の食品等における放射性物質の暫定基準値についてもヨーロッパの厳しい側の基準から見ると日本の基準が緩い事もわかった。（検査もサンプリングなので全部調べているわけではなくあまり細かなところまで手が回っていないように感じる）

　残念だが今回の事故で学んだ事は自分の身は自分で情報を集め判断し自衛するしかないという事である。


　お茶の規制値の問題でこんな事があるらしい。
飲む時に安全という農林水産庁と規制したい厚生労働省の対立。
http://news.so-net.ne.jp/article/detail/581662/
荒茶の検査はしないでほしい要望書提出
http://mainichi.jp/select/science/news/20110518k0000m040096000c.html

　乾燥させた荒茶で検査すると生茶葉のおよそ5倍の数値になるらしい。
そうすると今までパスしていた埼玉県や静岡県も荒茶ではパスしなくなる可能性もあるから反発も強いのか？
飲む時には薄まるから問題ないというのが農林水産庁の主張らしい。

埼玉県の茶葉検査結果
http://www.pref.saitama.lg.jp/page/nousanbutsu-kakochousakekka.html#0513

　でも日本の伝統の茶道では抹茶をつかうがこれは茶葉を粉に挽いたものでは・・・。
粉茶もどうなんだろう？
私もそうだが濃いお茶が好きな人も多いと思うが・・・・。
抹茶塩は？？とか突っ込みどころは多そうな気もする。

　安全側の判断がされることを希望してやまない。

5月21日残念な追記
各県の荒茶の検査　判断は拒否・・・。

http://mainichi.jp/select/today/news/20110520k0000m040146000c.html

　本来は荒茶で検査し基準値を超えたものは集荷停止するのが正しい判断のはず。
それが逆にお茶農家を将来的に守ることにもなるはずである。

　なぜならばそこまで厳しい検査をする県（国）であれば、ここのお茶は安心だと日本だけでなく世界へも発信することが出来るからである。
　今回の判断は日本の食の安全をますます世界から疑問視される結果を生むだろう。

　もしかするとユッケ食中毒の時のように、恐らく法整備が不完全で厚生労働省の要請に強制力が無いことが今回の事態を生んだのだと思う。

　ちなみに私は次の選挙でこの判断を下した県の議員への投票は絶対にしない。


　私のブログを読んでくれている方は各自工夫されて是非とも自分自身の放射性物質による汚染を少しでも少なくしてほしいと願います。（下記サイトは情報をよくまとめてあるので参考に）
http://matome.naver.jp/odai/2130110542659192601

　それではまた

タグ：お茶の汚染 抹茶は？

コメント 4

参考にいたしますね。
by Rchoose19 (2011-05-18 21:55) 

Rchoose19さん
　放射性物質に関してはどうやら法の穴があるようです。
厚生労働省のHPを見ると水銀やカドミウムなどの情報はわかりやすく出ているのに放射性物質に関する情報公開に積極的では無いように見えます。
　行政は産業も守らなければならないので、今のところ自分自身は自衛するしかないようです。
by matsui (2011-05-19 06:13) 

行政は国民の安全よりも、各自治体や日本の産業を優先しているのは見え見え。
問題になりそうな事は目を瞑っているのが今の行政でしょう。

それと、東電と省庁の癒着は酷いもんだと思っています。

日本国民は、国の言う事をまともに信じてませんよね。
by ごん (2011-05-25 10:43) 

ごんさん
今回の件で報道も省庁も全く信じられなくなりました。
行政は本来国民の為にあるはずなのに・・・。
そのために我々国民は税金を納めている。
まあ昔から役所仕事という悪い言葉もあるのも事実。
　省庁は大きな見直し（改革）をしなければいけない時にきていると思います。民主党にはしっかり改革をやってほしい。

by matsui (2011-05-26 09:33)