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和竿でカワハギ釣り1(千住入舟) [カワハギ釣り]

 2011年9月18日日曜日
予告どおり、千住入舟さんにてカワハギ釣り行ってきました。

今回も楽チン電車釣行です。

 台風16号接近との事で天気が危ぶまれましたが、風もさほど強くなく雨も降らず。
絶好の釣り日和になりました。

 前々から以前オークションで入手したなが尾作の和竿の初おろしをしなければと言っておりました
 その記事はこちら

 無事、和竿の初おろし完了です。

 しかも結果は上出来。^^

リールはダイワのバイキング66と組み合わせて合計21枚釣ることが出来ました。
P1000732.JPG

 初めての竿でしかも最近のハイテクロッドではない状況(和竿での釣りという意味)ではまずまずだったと思います。
結構、良型も多く釣れて超楽しむことが出来ましたよ。

 まず宿に着いたらカワハギ初日に乗ったという常連さんSさんと色々なつりの話で盛り上がった。
今回竿頭のT氏とも少し話をしたが、彼の研究熱心さは十分伝わってきた。
 お二人に共通していた点は当りがわかりにくくなるから中錘は使わないという事。真冬でも使わないと言っていたので凄いなと思った。弛ませたい時どうするの?と質問したら若干糸を弛ませて対応していると言っていた。
 ちなみに私は中錘つけた方が良いと思えばつけて釣るタイプである。
 好きなことの話はついつい盛り上がりあっという間にポイントに到着。

 今日は、せっかく前回別の船宿で宙で釣るの感覚を掴んだので今回も宙からスタートするつもりでいた。
朝一に入ったポイントで船長から根がかりに注意してねとのアナウンスもあり必然的に宙釣りしかなかったんだけどね。

 この和竿で記念すべき1匹目。
P1000726.JPG

 最初は、極鋭の超高感度に慣れていたためかカワハギの当りをカワハギではないと勘違いして合わせず、2度3度つんつるテンにされてしまいました。

 この間竿頭のT氏は誘い釣りで4枚ぐらい既に釣り上げていた。

 船長に当りあった?(当り判らなかったのかの意味だと思う)と聞かれ、いや当り(怪しい気配)はあったけど掛けられなかったと言い訳。
 これでもしこのまま当りが出せずに貧果に終われば、使いこなせもしない和竿なんか使うからだとデビ船長に言われそうでプレッシャーがMAX状態に。(大笑い)

確かに糸に何かが擦れるような感じはあったのだがあれがこの時点で当りとは気づいていなかったのだ。

 ここがハイテクロッドと比べると全然違う点である。(恐らく手感度が鈍い人には当りが無いと思うだろう)
ハイテクロッドでははっきり伝わるチクッやカッというのがかなりやわらかく伝わるのである。
 さらに目感度に関してはこの和竿の鯨穂先、全くハイテクロッドにはかなわないのは言うまでもない。

 つんつるテンにされた後、これ本当にカワハギの当りかな?と疑問に思いながら聞きあげるとガガガガッと針がかりしたシグナルが。
それからはポツリポツリと釣り上げました。

 途中良型掛けた時に若船長に写真を撮ってもらいました。
1220.jpg

 錘を底に着けもたもたしてると速攻でベラにやられるポイントでは船長は的確にアドバイスを送ってくれました。
でも宙で釣る場合、当りはハッキリ出やすいので比較的釣りやすいんだけど喰うタナを見つける難しさはありますね。

 午後になり一時全く釣れなくなる悪い癖が出てしまいましたが、ここで私の宙釣りの少ない引き出しでは釣れる魚がいなくなったと判断。意を決して引き出しの多い中錘をつけてのたたき弛ませを。
これで良型2連発。(ほぼイメージどおりに掛ける事に成功)
 その後外道も掛かるようになってしまったが本命もぽつぽつと釣れました。
 1本で相反する両方の釣りを私のイメージ通りこなせるとは・・この和竿は思っていた以上に使える事を確信できたのである。
しかも間違いなく鯨穂先。(他に2本持っているのは確実に鯨穂先なのでそれと比較して判断)

 残り時間が少なくなった段階で餌のアサリの残りを見て、それまであまり外道を釣らないようにしていたのだが当りの勉強のためにあえて外道を掛ける作戦に。(この竿の当りの出方を勉強するため)

 追い食いさせササノハベラ3点掛けとかまた違う意味で楽しみ支給された餌1パックをほぼ使いきって終了。
キュウセンは何度かカワハギかと思ってがっかりさせられた。

 和竿で釣ると、カーボン系の竿と違って引きも独特の味わいがあるんだよね。
なんかこう、うまく表現が出来ないんだけど気持ち良い引きを味わえる。
 そこが天然の素材(竹)の良いところなのでしょうけど。

 また和竿は見た目も渋く、使いこなす楽しみもある。
どんな竿でも多少は使いこなす必要はあるのだが、和竿の場合は素材が限定されているのである程度操作を竿の特性に合わせる必要がある。
 つまり今市販されている最先端の竿はどのメーカーもほぼ似たような特性を持っているのでそんなに操作に違和感を感じないだろう。でも和竿は鯨穂先だったり穂持ちは竹なので反発性能には限度があるためキビキビした操作は出来ないのである。
 特に顕著なのはたたき操作である。各メーカの竿で素早いたたき操作は誰でも出来る。
和竿の場合は反発力が少ないので穂先が見えないような素早い叩きは出来ない。
叩きかたもソフトな感じにせざるを得ないのである。
 これを操作性が悪いと判断するかは人それぞれだろう。

 この操作性に関しては
1匹を争う競技者トーナメンターは一日使うには重すぎるし感度も劣るので使えないと思うかもしれない。

 ただ全員が全員トーナメンターではないはず。一匹一匹の引き味を楽しみたい人もいるだろうしただ海に糸を垂らすだけで満足する人もいるかもしれない。トーナメンターでもゆったり楽しみたい時もあるだろう。
 そんな時にこの和竿はまた違ったカワハギ釣りの一遍を見せてくれるはずである。

 長くなったが
つまり和竿は一本一本が特性が違うので使いこなす楽しみがより深いのである。

 それと同じ竿は世界中探してもこの1本しかないという所有する楽しみも。^^
それと日本独自の漆を使った匠の作品を決して絶やしてはならないなとも感じました。
 どんな竿でも当りが取れるという猛者や心(お金)に余裕のある釣り人には是非とも和竿師にオーダーをしてもらいこの楽しさを味わって頂きたい。
 無論私も宝くじにでも当たれば和竿師の所に直接出向いてオーダーしてみたい気持ちはあるのである。

 仮にオーダーした竿が気に入らなければオークションに出す手もあるし。(どんどん出してね!)

 また大事に使用していた前所有者にも感謝ですね。

 和竿で釣るカワハギの引きは、凄く気持ちよかった。

 帰りの船の上から
 P1000728.JPG

 P1000731.JPG

 私がカワハギを始めた頃は弛ませ釣りが全盛の頃だったがその時も船長のアドバイスはその時代にあった的確なもので私もずいぶんお世話になったものである。今考えると既にその時に宙の釣り方も教わっていたのだが 自分で特殊な条件の下でと勝手に判断して殆ど意識して使ってこなかった。

 あの時のデビ船長からの色々な手ほどきがあったからこそすぐに宙釣りにも対応できたのだと感謝している。
本当に上手くなりたければ下手なプライドは捨てて素直に船長に聞くことが大事である。

 私はまだまだ未熟なので間違っても私に聞いてはいけない。(笑い)

 今、宙釣りを学ぶにはベストシーズンである。

最後に宙釣りをやってみたい又は勉強してみたい人は是非入舟の船長又は若船長に船上で聞いてみて欲しい。

 入舟HPより当日の状況
   カワハギ
     5~33枚
   船中113枚
    平均18枚
     15~25㎝
      竿頭 橘 様


 それではまた。



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コメント 6

Rchoose19

好釣果おめでとうございます(^0^)/
カワハギで、一杯は堪えられませんよね!
by Rchoose19 (2011-09-18 22:04) 

matsui

Rchoose19さん
本当に思いっきり楽しんできました。^^
実は疲れてカワハギで一杯はやりませんでした。
捌いて終了。
by matsui (2011-09-19 06:33) 

kaneyan

和竿にバイキング、渋いですね~
私は土曜日の釣行をスルーしてしましました(泣)
by kaneyan (2011-09-19 10:15) 

matsui

kaneyanさん
私の持っている和竿ってダイワのバイキングと相性が良いんですよ。^^
バイキングってシンプルで故障しないし。
私の所有する4台のバイキングのうち3台はすべてヤフオクの中古ですが何ら問題も無く使えてます。
by matsui (2011-09-19 10:43) 

LoveBeer

大漁ですねぇ。

美味しそうだなぁ(^^)
by LoveBeer (2011-09-19 20:24) 

matsui

LoveBeerさん
喰いもよく、大漁でした。^^
煮付けを作ってみました。
どんな料理にしても美味しいです。

by matsui (2011-09-19 20:37) 

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