カワハギ和竿について [釣り雑感]
久しぶりのブログです。
あるものにはまっていてここ3か月ぐらい釣りに行ってませんでした。
今回はカワハギ和竿について書いてみようとおもいます。
和竿は釣り具店ではなかなか見ることができないので興味があっても目にする機会が少ないものです。しかも今では伝統工芸品にもなっているのでなおさら敷居が高く感じるかもしれません。
しかもカワハギ和竿なんて竹でできた昔の竿で現在の最新技術で作られた竿と比べると使えないのでは?と思っている人も多いのではないでしょうか?
しかし実際は20年くらい前に作られた竿でさえ今の乗合船で十分使える優れた機能美をもった芸術品でもあるのだ。もしカワハギ和竿を使ったことがありあまり釣れないという場合は自分の腕を疑う必要があります。竿は腕の延長でしかないのだ。(笑い)
私が和竿に出会ったのは小学生の頃近所の釣り具にあったヘラブナの和竿でした。
まだその頃はカーボン素材の竿が出始めた頃でまだ普通に竹竿は売られているのが当たり前の時代でした。
釣りキチ三平というマンガを読んで三平のおじいさんが確か和竿師で三平がそのおじいさんが作る和竿で大物を釣りあげるのを読んでいつか竹竿を使ってみたいと思ったものです。
そしてお年玉をこつこつと貯めて地元の釣具屋でヘラブナの和竿を手にしたのです。13尺の段巻仕上げで私が買った竿師の竿の相場は当時尺3000円くらいでした。
これでヘラブナを釣った時に、カーボンとは違う独特のマイルドな引き味に魅了されたものです。 竿をためているだけで自然に魚が寄ってくる感じでした。
へら竿の場合ですが競技思考の人はカーボン竿、釣り味を楽しむ人は和竿みたいな風潮が当時あったような記憶があります。
このヘラ竿ですが、今でも使えます。和竿は漆を使っているので保管さえ良ければ一生物ですね。
そして今はカワハギ釣りで和竿と最新カーボン竿両方を使っているわけですが、私自身も正直カワハギ和竿を手にして実際に使ってみるまではカワハギのような競技性の高い数釣りに使えるのかなと半信半疑だったことを覚えています。
当時既にダイワの極鋭の高感度竿を使っていたのでクジラ穂先の竿を果たして使いこなせるか疑問でした。
でも実際に使ってみると、クジラ穂独特の手感度があり、あれっ!思っていたよりかなり使える竿だなというのが正直な感想です。
穂先に関しては、現在の最新技術も含めると金属穂、カーボン穂、グラス穂、クジラ穂とあるわけですがそれぞれに特徴がありどれが良いとはその人の好みもあり一概には言えないものです。メーカー製の入門竿でグラス穂の良い竿があったことも知っています。すごく調子は良かったのに今は廃盤ですが・・。カワハギ和竿だとクジラ穂とグラス穂が一般的かな。
ただ色々なカワハギ和竿を使ってみてわかった事は基本のカワハギ竿の調子は和竿の時代にほぼ完成していたということだと思います。
そうでなければ今の最新技術を使った竿に慣れていた私がすんなり使いこなせるわけがないからです。
私の経験からするとクジラ穂先の独特の反発力が生かせるのは聞き合わせ主体の縦の釣り(特に宙釣り)で威力を発揮することが多いです。もちろんたるませ釣りに向く調子もあるのだが。
極鋭とかでレンジマスターが好きといえる人はクジラ穂の和竿はすんなりと使えると思います。
そしてメーカー最新技術を使った竿を使う他の釣り人より和竿を使った私のほうが沢山釣る事も良くあります。
和竿が数釣りに使えないのならそもそも使っていないけど。(笑い)
こだわると注文(誂え)できるのも和竿の魅力ですね。ある程度のレベルでこんな竿がほしいというはっきりとしたイメージがあるのなら和竿職人の店へ出向き相談してみる事をお勧めします。
一番良いのは知り合いに和竿(できればクジラ穂)を借りて実際に使ってみる事かな。私がお勧めするとすれば穂先は絶対にクジラ穂です。これは和竿でなければできないし、クジラ穂独特の素材の良さがあるので。使いこんだらわかると思います。グラス穂も悪くはないのだろうけど、私はまだグラス穂のカワハギ和竿は持っていないのでよくわかりません。
ただクジラ穂も好みの問題があると思うので一概に良いとはいえませんけど。ただ一つ間違いなく言えることは、クジラ穂は決して釣れない(釣りにくい)穂先ではないです。
もしこの記事を読んで興味を持たれた方、予算に余裕があればセミですけどイワシでも値段ほどの差は無いので誂えるならクジラ穂をお勧めします。
塗りも好きなもので注文できるし、オンリーワン(世界に一つしかない)のものが手に入る喜びが和竿の世界にはあります。
和竿に対する愛着の度合いはカーボン竿の比ではないですよ。
まさにカワハギ和竿地獄へようこそですね。(笑い)
初めての人なら汐よしさんをお勧めします。竿師の早坂さんはカワハギ釣りのエキスパートなので相談にのってくれるはずです。また和竿師は釣りが上手くなければ良い竿が作れないという考え方にも共感できます。オーダーする際に竿師とする色々な話の中で良く行く釣り場や得意な釣法等を伝える事でほぼ好みの調子に仕上がるはずです。誂えの最低費用は汐よしさんのHPに出ていますので参考にされてください。
和竿初期投資額が高いと感じる人も多いかと思います。でも私は作る工程や芸術域の塗り等の手間を考えたら正直安いと思います。(竿師が良心的な設定をしているという意味)
普通に丁寧に使えばほぼ一生物ですし、使い込むほど味が出てきます。飽きが来ない。釣果に関しては正直腕次第ですけど。
メーカーの最高クラスの竿をかなりの頻度で買い替えるならある意味お得とも考えられますよ。
より愛着をもたせるには塗り等にもこだわって作ってもらう必要がありますけど。
和竿は使っている人が少ない為、船で使っているととても注目をあびます。釣れないと余計に注目される気がするかもしれません。でもそれはきっと気のせいでしょう。
もし仮に和竿を使って釣れなくとも、メーカーの最新超高感度タックルで釣れないよりは精神的ダメージが少ないかと。(笑い)
それでは
あるものにはまっていてここ3か月ぐらい釣りに行ってませんでした。
今回はカワハギ和竿について書いてみようとおもいます。
和竿は釣り具店ではなかなか見ることができないので興味があっても目にする機会が少ないものです。しかも今では伝統工芸品にもなっているのでなおさら敷居が高く感じるかもしれません。
しかもカワハギ和竿なんて竹でできた昔の竿で現在の最新技術で作られた竿と比べると使えないのでは?と思っている人も多いのではないでしょうか?
しかし実際は20年くらい前に作られた竿でさえ今の乗合船で十分使える優れた機能美をもった芸術品でもあるのだ。もしカワハギ和竿を使ったことがありあまり釣れないという場合は自分の腕を疑う必要があります。竿は腕の延長でしかないのだ。(笑い)
私が和竿に出会ったのは小学生の頃近所の釣り具にあったヘラブナの和竿でした。
まだその頃はカーボン素材の竿が出始めた頃でまだ普通に竹竿は売られているのが当たり前の時代でした。
釣りキチ三平というマンガを読んで三平のおじいさんが確か和竿師で三平がそのおじいさんが作る和竿で大物を釣りあげるのを読んでいつか竹竿を使ってみたいと思ったものです。
そしてお年玉をこつこつと貯めて地元の釣具屋でヘラブナの和竿を手にしたのです。13尺の段巻仕上げで私が買った竿師の竿の相場は当時尺3000円くらいでした。
これでヘラブナを釣った時に、カーボンとは違う独特のマイルドな引き味に魅了されたものです。 竿をためているだけで自然に魚が寄ってくる感じでした。
へら竿の場合ですが競技思考の人はカーボン竿、釣り味を楽しむ人は和竿みたいな風潮が当時あったような記憶があります。
このヘラ竿ですが、今でも使えます。和竿は漆を使っているので保管さえ良ければ一生物ですね。
そして今はカワハギ釣りで和竿と最新カーボン竿両方を使っているわけですが、私自身も正直カワハギ和竿を手にして実際に使ってみるまではカワハギのような競技性の高い数釣りに使えるのかなと半信半疑だったことを覚えています。
当時既にダイワの極鋭の高感度竿を使っていたのでクジラ穂先の竿を果たして使いこなせるか疑問でした。
でも実際に使ってみると、クジラ穂独特の手感度があり、あれっ!思っていたよりかなり使える竿だなというのが正直な感想です。
穂先に関しては、現在の最新技術も含めると金属穂、カーボン穂、グラス穂、クジラ穂とあるわけですがそれぞれに特徴がありどれが良いとはその人の好みもあり一概には言えないものです。メーカー製の入門竿でグラス穂の良い竿があったことも知っています。すごく調子は良かったのに今は廃盤ですが・・。カワハギ和竿だとクジラ穂とグラス穂が一般的かな。
ただ色々なカワハギ和竿を使ってみてわかった事は基本のカワハギ竿の調子は和竿の時代にほぼ完成していたということだと思います。
そうでなければ今の最新技術を使った竿に慣れていた私がすんなり使いこなせるわけがないからです。
私の経験からするとクジラ穂先の独特の反発力が生かせるのは聞き合わせ主体の縦の釣り(特に宙釣り)で威力を発揮することが多いです。もちろんたるませ釣りに向く調子もあるのだが。
極鋭とかでレンジマスターが好きといえる人はクジラ穂の和竿はすんなりと使えると思います。
そしてメーカー最新技術を使った竿を使う他の釣り人より和竿を使った私のほうが沢山釣る事も良くあります。
和竿が数釣りに使えないのならそもそも使っていないけど。(笑い)
こだわると注文(誂え)できるのも和竿の魅力ですね。ある程度のレベルでこんな竿がほしいというはっきりとしたイメージがあるのなら和竿職人の店へ出向き相談してみる事をお勧めします。
一番良いのは知り合いに和竿(できればクジラ穂)を借りて実際に使ってみる事かな。私がお勧めするとすれば穂先は絶対にクジラ穂です。これは和竿でなければできないし、クジラ穂独特の素材の良さがあるので。使いこんだらわかると思います。グラス穂も悪くはないのだろうけど、私はまだグラス穂のカワハギ和竿は持っていないのでよくわかりません。
ただクジラ穂も好みの問題があると思うので一概に良いとはいえませんけど。ただ一つ間違いなく言えることは、クジラ穂は決して釣れない(釣りにくい)穂先ではないです。
もしこの記事を読んで興味を持たれた方、予算に余裕があればセミですけどイワシでも値段ほどの差は無いので誂えるならクジラ穂をお勧めします。
塗りも好きなもので注文できるし、オンリーワン(世界に一つしかない)のものが手に入る喜びが和竿の世界にはあります。
和竿に対する愛着の度合いはカーボン竿の比ではないですよ。
まさにカワハギ和竿地獄へようこそですね。(笑い)
初めての人なら汐よしさんをお勧めします。竿師の早坂さんはカワハギ釣りのエキスパートなので相談にのってくれるはずです。また和竿師は釣りが上手くなければ良い竿が作れないという考え方にも共感できます。オーダーする際に竿師とする色々な話の中で良く行く釣り場や得意な釣法等を伝える事でほぼ好みの調子に仕上がるはずです。誂えの最低費用は汐よしさんのHPに出ていますので参考にされてください。
和竿初期投資額が高いと感じる人も多いかと思います。でも私は作る工程や芸術域の塗り等の手間を考えたら正直安いと思います。(竿師が良心的な設定をしているという意味)
普通に丁寧に使えばほぼ一生物ですし、使い込むほど味が出てきます。飽きが来ない。釣果に関しては正直腕次第ですけど。
メーカーの最高クラスの竿をかなりの頻度で買い替えるならある意味お得とも考えられますよ。
より愛着をもたせるには塗り等にもこだわって作ってもらう必要がありますけど。
和竿は使っている人が少ない為、船で使っているととても注目をあびます。釣れないと余計に注目される気がするかもしれません。でもそれはきっと気のせいでしょう。
もし仮に和竿を使って釣れなくとも、メーカーの最新超高感度タックルで釣れないよりは精神的ダメージが少ないかと。(笑い)
それでは
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