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外房カットウフグ竿の調子 [外房カットウフグ]

 前記事で外房カットウフグ竿には9:1調子と7:3調子のものがあるという事を書いた。

 今までは好みの問題でどちらでもよいのではと考えていたが、先日(7月25日の釣行で)、かなりの差が出る状況に出くわしたので忘れないように記事にしておく。
 この日私は左舷艫から2番目に釣り座を構えた。この時の私以外左舷の人は7:3調子の竿を使っている人が多かったのだ。私の右隣に入った人はカットウ釣りに余程自信があったようで、フグを寄せてくれれば釣ってあげますから。と朝から自信満々。私は任せてください寄せますから(もちろん自分にだが)と笑いながら返答。でもこの人前半のアタリがあった時はあまり弛ませていなかったのに最後の1時間30分はやたらと弛ませるのでよくお祭りしたのだが、最後にはあんなにお祭りして迷惑かけたのにそれでも釣るんだよなと。因みにこの人の使っていた竿は8:2と7:3の自作竿でした。
 左隣の艫の人は完全に7:3調子のメーカー製の同じ竿を2本持ち込んでいた。喰いの良い朝一は結構釣っていたし11時の時には22匹で私は20匹と差は殆ど無い。でも最後の1時間30分はトリプルスコアくらいの差が付いたのだ。
 
 ここで7:3調子ぐらいのカットウ竿のメリットとデメリットについて考えてみる。

 この調子のカットウ竿は自作で作っている竿と一部のメーカーで作られているものがある。
メリット
結構柔らかい部分が長めにとってあり、アタリに対しての目感度とうねりなどでの仕掛けの安定性を重視した作りとなっている。アタリが大きくでるので初心者にも扱いやすいのが特徴。波の上下を誘いとした待ち釣りでも自動的に柔らかい誘いが入りアタリもわかりやすい。
デメリット
合わせのタイムラグが起きやすい為、合わせが遅れがちになる。穂先と穂持ちの曲がり幅が大きいため曲がり切った付近でのアタリは掛けやすいがテンションが抜けた時に出るアタリには掛ける事がむずかしくなる。よってアタリに対して掛かる率が9:1より悪い。

 私はこのタイムラグが嫌いでこの7:3調子の竿は使わない。
 メーカーも作らない事が多い。

 9:1調子の掛け調子のメリットとデメリット
メリット
アタリに対しての合わせのタイムラグが少ない。そのためアタリさえ取れれば掛けやすいので数が釣れる。
デメリット
穂先の硬さがアタリの表現力を低下させるし仕掛けを安定させるのが難しいので、使いこなすのは難しい。

 こうやってまとめてみて気が付いたけど、これはカワハギ竿にも言える事かも。
 
 因みに私の好みのカットウ竿は
 
 がまかつのカットウ竿は少なくともやり込んだ人が間違いなく満足するグラス穂先を持った9:1の掛け調子だけをつくている。(今のグラス穂の竿が破損したら購入しようとしている)
 もし今使っている竿のようなコストパフォーマンスの高い竿が他にあれば話は別だが。

 マニアックな人向けとしてはダイワのメタリアカットウHH。マニア向けと書いたのは決して扱いやすい竿ではないから。理由はよりシビアな穂先なのでアタリが小さく出る。正直に言うと良く出来たグラス穂のほうが色々なアタリの表現力がある。私も最初は使ってみてアタリの表現力の無さに買って失敗したなと思ったほど。ただその分タイムラグはより小さいので条件次第では抜群の効果を発揮できる。私がこの竿を使ってみて残念に思ったのは、穂持ちが弱い事。私はビシッじゃなくスーと合わせるので掛かりが悪いのだ。実釣からわかったことはこの竿は恐らく鋭い空合わせ釣法の為に作られている。
 アタリの表現力に関しては錘を下げた状態でがまかつの竿と比べてみると判る。私は店員さんに正直にがまかつの穂先のほうが好きと言ったのだが、一応ダイワの外房フグ竿の最上位高級モデルでもありメタルトップとエアーガイドシステムの性能がどんなものか知りたくて購入したのだが正直買わない方が良かった。
 穂持ちもへなちょこだし・・・使うと疲れるのだ。唯一の利点は軽い事だけ。
 キャステイングオリジナルの特価で5000円で買った竿のほうがグラス穂でガイドはハードガイド(SICではない)だが調子は抜群で遥かにアタリが出るのだ。


 それでは

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