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カットウ仕掛けについて [外房カットウフグ]

カットウ仕掛けについて大きく分けて2種類ある。

針が錘に固定されているタイプ。(写真に写っている上側は今は製造されていない東京湾仕様の10号。下側は8年近く使い続けてボロボロの25号)この25号を見れば如何に根がかりしにくい釣法をしているかわかると思う。よく根回りは1本針仕掛けでと言われるが私は段差2本針仕掛けで釣っています。根際での仕掛けのコントロールはよりシビアになりますが、腕でカバーしています。
P1020379_016.JPG
 エサ針は8年近く使うと真っ黒に変色してしまいます。帰ってきてから水洗い後針先はシャープナーで研いでます。
 私が使用しているカットウメーカーホームページはこちら
 因みに私はカットウを根がかりでなくすことが無いので予備は2セットくらいしか持っていきません。初心者やゼロテンションでしか釣る事が出来ない人とかの場合は10セットくらい準備しても足りなくなる人を見たことがあります。
針が錘に固定されていないタイプ。(写真は自作の誘導式)
P1020380_017.JPG
 砂地で棚がベタ底の時だけこの仕掛けのほうが有効なときがあるので一応仕掛けは作ってある。

 今回は仕掛けについて書いてみる。
外房使用の仕掛けに針固定式が多く東京湾の仕掛けには針が固定されていないものが多い。
これは何故だろうと考えてみた。
 (どちらにも、メリットとデメリットがあるので上手く使い分ける事が重要です。)

 実はこれは使用する錘の重さによるあたりの出やすさと関係がある。
まずアタリは錘が軽い方がより柔軟な穂先を使えるので小さなアタリが判りやすいという事を理解しておく必要がある。

 錘が25号なら実際にフグの初動アタリが出やすいのは針が固定されているものなのだ。例えばやや弛ませぎみに底に着けて(ゼロテンションで)釣っている場合だが仕掛けはナツメ錘に針が固定されたものを使用していると仮定する。すると餌を食べたときに てこの原理でアタリが出る。でも針がブラブラしている仕掛けだと初動の微妙なアタリの多くはブラブラした動きに吸収されてしまうのである。アタリが出るのは餌針が動く範囲を超えてから初めて変化として現れる。
よく船長が餌針の固定された仕掛けを勧めるのには理由があるのである。特に仕掛けを安定させようと弛ませているとそのアタリの出方の差は歴然としたものとなる。さらに聞き上げた後でもブラブラしているほうがアタリに対する感度は鈍くなるのだ。

 錘が10号前後と軽ければ、針が固定されていなくても錘がアタリで動かされやすい。それと柔軟な穂先によりアタリが表現されるのである。(25号に比べればです。)錘が軽い方がアタリは出やすい(判りやすい)のは間違いではないのである。
 実は今では販売されていないが昔は10号くらいの固定式も売られていた事があるのである。私は未使用のものを2個持っている。東京湾では錘を交換しやすい方が都合が良いのと、外房ほど針固定のメリットが感じにくいのでよりコストの安い今の形が主流になったのだと思われる。

 ではなぜアタリの取りやすい軽い錘が外房であまり使われないのか?と疑問を感じる人もいると思う。
それはお祭りの問題も含め青柳餌のボリュームと水深と外道の大きさの違いが理由として考えられる。
外房では大型の外道がくる。2キロ近いマゴチや3キロクラスのヒラメは私も釣ったことがある。ヒラメだともっと大きい物もいるだろう。この大型外道を安心してやり取りし取り込めるPEの太さが1.5号から2号なのだ。この道糸の太さと軽い錘が合わないという事も理由のひとつ。また根がかり時のPEの高切れもこの太さがあるとある程度は防げる。
 さらに軽い錘の仕掛けにたっぷりと青柳を付けるとフォールスピードが遅くなるため手返しが悪くなる。かといって餌のボリュームを減らすとアピール不足でたっぷり餌のついた両隣にフグが寄ってしまう。
 つまり効率を考えると25号は理にかなった重さなのである。

 また外房ではポイントが砂地と岩礁と両方を攻める事が多い。どちらにも有効なのはやはり針固定式なのである。微妙なアタリを取るフグ釣りなので私は仕掛けは変えたくないのでメーカー製の固定式しか使わないのである。

 メーカーがテストを繰り返してリリースしたものにはちゃんとした理由があるのである。

 それでは

 

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