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15号負荷の竿作成中 [和竿作り]

 2019年2月5日 火曜日
練習用の布袋竹での火入れ練習も一通り終わり大体のポイントは掴めてきたが難しさも解ってきた。カセットガスも6本は使ったので(1本約3時間強)およそ18時間強は火入れだけで費やした。練習用の竹の中にあった火入れの進んでしまった硬い物や温め不足による節折れ破損も3回ほどやらかした。竹に火が通り狐色になると硬くなり曲がりが取れにくくなるというのは理解した。

 火入れの練習より少し遅れて和竿作りも行っています。
現在15号負荷の布袋竹の和竿を1本作成中です。この布袋竹は既に荒矯め済みの物を購入して使用しました。
 最初は2本印籠継ぎシロギス船竿というイメージで作り始めました。
とりあえず手持ちのグラス穂(以前一つテンヤの穂先にしようとトップガイドを取り付けテストしたもの)と竹を合わせて切り組みをして切断する箇所も決めていたのですが、何となくどのくらいの調子なのか確認するため先ずは切らずに穂先の接続のみを行いました。
 そうして錘を下げてみての負荷を掛けた曲がり等の確認をしているうちに、色んな竿のイメージが浮かんできてしまいシロギス竿にするかそれともワン&ハーフで継ぐ一つテンヤ竿にするか?それとも湾フグ竿でもいけるのでは?と迷いが生じてしまいました。一応SICガイドを注文していたのでそれが来てからスピニングかベイトかも含め決めることに。
 注文したガイドも到着したのでガイドを仮止めし実際に糸を通しての曲がりも確認しスピニングのガイドに決定しました。あとは手元で継ぐワンアンドハーフにするか?センターカットの印籠継ぎにするかは未だ悩み中。錘80号を下げての高負荷テストでの曲がりは凄く綺麗だったので一つテンヤ竿でも問題なさそう。でも手元が少し細いから青物相手だとちょっと厳しいかな?2キロぐらいの真鯛でも何かいけそうな感じです。まあ現実的にはスピニングカワハギ竿くらいなら問題はないと思う。
 現在の進捗状況は穂先と竹の接続部だけ完成してます。接続部の絹糸を巻いた所に3回目の漆を塗りの乾燥中です。
 へら竿の穂先で使われている技術の竹の4枚合わせ穂にも挑戦しました。ただこちらは皮付き竹串を使ったためか張り合わせと削りは問題なく出来たのですが竹の素材が硬すぎたようでちょっと小物竿の穂先には使えない感じです。
 柔らか目の粘りにある竹で作れば面白そうな感じだが今はまだ何の竹が良いのかよくわからない。たぶん若い竹で作れば良いのかもしれない。
 こちらは一旦中断です。

 それでは

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コメント 2

nicolas

てつぼさん、すごいー
和竿の製作ってなかなか難しいって聞いたことあります。
でも、作れたら自分好みのものが出来るんでしょうね~
楽しみですねー
by nicolas (2019-02-09 12:40) 

matsui

nicolasさん
コメントありがとうございます。おっしゃる通り一番の魅力は自分好みのものが作れるというところですね。また自分で作った竿や道具で魚が釣れた時の感動は格別です。
 私自身こういう細かい作業が好きなので、難しい部分も多々ありますがどちらかと言えば楽しいほうが勝っています。
by matsui (2019-02-09 23:37) 

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