汐よしさんで和竿を注文してみました。：てつぼの部屋：SSブログ

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　2012年6月3日（日曜日）
天気予報では雨模様だったので、前から一度行ってみたかった和竿専門店（和竿師のお店）に行ってきました。
（実際はこの日雨が降ることはなかった。）

実は、鯨穂カワハギ和竿は3本所持しているもののすべてオークションで中古を入手。

　でも3本を実際に使ってみてその中の1本で何となく自分の好みの調子がこんな感じかなというのが解かったような感じがしていた。
ある釣行後の手入れ中に、このお気に入りの和竿の穂先の塗りに細かい亀裂のようなもの（よく見ないと気が付かないレベル）が入っているのに気が付き、ちょっと気になりだしていた。
　そしてこの竿のバックアップ（予備）を作っておきたいと思うようになっていたのだ。

　そこで、一番使い込んだお気に入りのクジラ穂和竿（2代目長尾作）を持ち込んでこんな感じの硬さの竿を作って頂きたいと初めて和竿職人（汐よしさん）にオーダーする事にしたのだ。

　普通ならお気に入りの和竿を作った竿師にお願いすれば良いと思う。
でも私のお気に入りの竿の製作者は既に引退。
　ここで問題は少なくなったとはいえあちこちにある和竿職人の店。
何処を選べば良いのか？しばらくはこれが悩みの種だった。

　インターネットで調べて見るとカワハギ和竿で竹岡、剣崎と浅場、深場用とかなり細分化して作っていたのが横浜竿の汐よしさん。雑誌等でもハギマスターとして知られており実際に釣りをする人が作る和竿なので前々から興味は持っていたのだ。

　そしてついに意を決して横浜竿の汐よしさんへ行ってみたのが今日だった。
そして今気に入っている竿を持ち込んでこれに近い感じの竿をという注文をしてみたのだ。
（竿の調子を口で説明するのは難しいので）
　すると汐よしさんはこれと同じような調子の竿を作ることはできるがそういう意味ですか？と質問してきた。そこで私は結構この竿を使い込んで調子よく釣れているのでこんな感じでという参考に持ってきたのだと説明。（そしてクジラ穂が好きなのでクジラ穂で作ってほしいとも伝えた）
　すると汐よしさんは自分の作品でセミクジラ穂先のものとイワシクジラ穂先のものに錘を下げさせて調子を見させてくれた。
　ここに来る前はイワシクジラでも良いと思っていたのだが、実際にセミクジラ穂に錘を下げさせてもらうと、これはっ！と何か感じるものがあり。散々迷ったのですが折角作ってもらうのだからちょっと費用は掛かるが最高の素材（セミクジラ）で作ってもらうことに。
　しかもそれに合わせる竹素材もセミクジラならば布袋竹で節は何節という感じで素材を決めていきグリップも手が小さいので細目や塗りにかんしては胴漆を手拭きにするか刷毛塗りにするか？また変わり塗りの種類等決めていきました。
　
　そして前々から今気になっていた事を質問してみた。私の使い込んだお気に入りの竿は汐よしさんの竿では場所で竹岡、剣崎と2種類、硬さで（浅場、中深場、深場）と3種類の中でどれに属するのか？
　すると答えは竹岡の浅場向けかなとの事。確かに水深が20ｍを超えるとちょっとかったるい感じがしていたのだ。そこで折角オーダーするので竹岡でも深めの20から30ｍぐらいに対応する竿をお願いする事にした。

　竿の調子については穂持ちまで硬めの竿が好きという事を伝えた。あとは汐よしさんのほうからどんな釣り方をメインにするのかとか？ホームにしている船宿は？色々な質問を世間話を交えてしていって決めていった。そして穂先の削りに関しては実際の作品を見てこれはすごいなと感じていたので私の釣りに合うと思われるものをとお任せでお願いしたのだった。

　それと去年かなり使って穂先の塗装によく見ないとわからないくらい小さいクラックが入った話をしたら糸が巻いてある方向に入るクラックならばそれは穂先が総糸巻きだからだろうと。糸が巻かれているとすれば恐らく鰯鯨穂先に間違いないだろうとの事。セミ鯨なら元々強度があるので殆ど糸は巻かないらしい。

　でも私の竿のそれは気にする必要は無いとの事。

　まあクラックに関しては一安心である。

　注文した竿、今から出来上がりが非常に楽しみである。

　それではまた

　

　

　　