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竿師が使っていた矯め木を譲り受けました [和竿作り]

 2018年12月23日 日曜日
川口和竿の竿昭さんの店で頼んでおいた廃業された竿師が使っていた中古の矯め木を譲り受けました。
因みに矯め木というのは竹の曲がりを補正するために使う道具の事。

お店で矯め木の素材はどんなのを使っているのか質問した時に組合に廃業した人の中古の矯め木があると思うのでよかったら譲りますけどと言われそれを見に行ったのが12月23日だった。

 私はホームセンターで適当な木を加工して使っていた。布袋竹を矯めた時に木が竹の強さに負けて割れてしまった事があり竿師がどんな木を使って矯め木を作っているか竿昭さんに質問したのだがその時に実際にプロが使用していた中古の矯め木があるという話が出てきたのだ。
 因みに何という銘の竿師がこの矯め木を使っていたのかも聞いたのだが結構古いものでよく覚えていないとの事。矯め木に焼き印の試しが打ってあるものがあり焼き印は東作系のものらしい。
 矯め木は週刊釣りニュースという新聞紙でくるんでありました。その日付けは平成18年(2006年)9月1日金曜日の新聞紙だった。恐らくその頃廃業された方のものなのだろう。
 使い込んだものなので補修されたものやヒビが入ってしまったもあったが、ほとんどは問題なく使えるものだった。今まで矯め木も独学で作っていたので正直使っている木の幅等のサイズが合っているのかわからなかったがこれで一応基準となる見本が手に入った事は嬉しい事である。
 

 今回譲り受けた矯め木の写真4枚(撮影は竿昭さん)
手元握り部用
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カワハギ竿の胴中(手元上)とかはこれ
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タナゴ竿とか穂先など細い竹用
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  プロの和竿師は竹の微妙な太さの違いに合わせ予備も含めたくさんの矯め木を準備しているんですね。

早速、矯め木使ってみました。因みに私の火入れコンロはイワタニ製です。(笑い)
DSC_0905_072.JPG

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 プロの和竿師が使っていた矯め木がひょんなことをきっかけに私のところにやってきたのも何かの縁。これから和竿作りをもっと本格的にやっていこう。

 それでは



タグ:矯め木
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