レトロゲーム

　やっとこのところ没頭していたレトロゲーム関連の電子工作がやっと一段落しました。

　年末にゲーム関係の電子工作をした話を少し前の記事で書きました。

実は秋葉原の千石電商という電子部品を扱うショップで販売されていた、通称ホンコンと呼ばれるスーパーファミコンのゲームのバックアップを作成するキットを作っていたんです。
（ちなみにホンコンは組み立て済みのものも通販で販売されているようです。）

　スーパーファミコンの実機もかなり古くなり何時故障してもおかしくないし壊れたとしても今更買い換えるのも中古しかないだろうし。何しろ２０年前のものですからROMカートリッジのコネクターの接触不良やバックアップ電池の劣化等で実際に実機でゲームができなくなっている物も少なくないはずです。

　ドラクエなどでかなり後半までプレイしてセーブデーターが消えたりしたら・・・・。
又は復活の呪文等を書き間違えて涙を呑んだ人も少なくないかと思います。
一番困るのがゲーム中にバグってしまい・・・・涙を流すパターンもあるかも。

　すると今まで費やした時間がすべて無駄になってしまいます。

　でも、このホンコンでソフトのバックアップをとることにより、エミュレーターと呼ばれる仮想環境下でゲームをすることが可能となります。（当時２０年前の８ビット、１６ビットゲーム機なら今のPCでかなり快適に動作します。）
　エミュレーターのよい所はセーブデーターが非常に簡単に保存できる事。

　最初半田ごての腕が鈍らないようにという感覚で作ったのですが、ゲーム動作確認してみると当時の懐かしい記憶が蘇ってきます。

　しかも、このホンコンには通称マカオと呼ばれる拡張キットが存在します。
通常販売されているホンコンのキットセットだけですとスーパーファミコンのみの対応です。

　でもこのマカオと呼ばれるものでその他のレトロゲームのバックアップ作成が可能となります。
年末にファミコンの拡張ボードも作成していたんです。

　そして古くなったカートリッジの端子をクリーニングしてバックアップ作成してPCでゲームをすることが出来るようになりました。

　ただこのホンコンはパラレルポートがあるパソコンでないと使用することが出来ません。
最近のPCにはこのパラレルポートがないものも多いので注意が必要です。
もしパラレルポート付きのPCを持っていてもBIOSの知識が無いとうまく動作させられない事もあります。たまたまBIOS設定が合っているとそのまま動く可能性ありますが。

　しかし既にパラレルポートのついたPCなんて持っていないよという方にも朗報があります。
新しいＰＣでＵＳＢポートしかない方にはパソファミと呼ばれるものがあります。
ファミコンエミュレーターのパソファミでわかる方はもうご存知かもしれません。
こちらはUSB接続でしかもキットを組み立てする必要はありません。

　ソフトはシェアウエアーですので有料ですが、このバックアップ可能なファミコン版エミュレーターはかなり映像が綺麗です。（エミュレーターはファミコンのみ対応）
しかもファミコンソフトのバックアップは非常に簡単です。
　ホンコンで対応していないものもパソファミでは対応していたりします。
　ＯＳもＶｉｓｔａに対応しているのでパソファミのほうが初心者にはお勧めかもしれません。

　こちらもいろいろな拡張キットがあります。（詳しくは検索してみてください。）

最後にバックアップしたデーターはご自分で楽しむ以外の使用をしてはいけません。
決して悪用されないように。
（ホンコン、パソファミの各ＨＰにも詳しく書かれておりますので、そちらをご覧ください。）

　それではまた。
　
　

タグ：レトロゲーム ホンコン パソファミ